当ブログで一番人気のある記事、それは個別のエロゲー感想ではなく、2009年3月2日に掲載した「『エロゲー向きのネットブック』を考える」という記事です。Googleで「ネットブック エロゲー」で検索すると、いまだに序列1位。しかも、どういうスペックか向いているかを検証しただけで、記事掲載時点では実際に購入してもいません(笑) それだけ、安価にエロゲーをプレイしたいという人がいるのでしょう。
この人気を受けて、実際にネットブックも購入してしまいました。その際の様子は2010年初頭の記事「エロゲー用ネットブックをついに購入(正確にはCULVノートですが)」でも触れました。その後、USB接続のDVD-ROMドライブなども購入し、いくつかエロゲーをプレイしたのですが……結局あまり使わなくなってしまいました。私室にはエロゲー専用のデスクトップPCがあります。ネットブックとの間で、セーブデータをコピーしてまではやる気が起きなかった、というのが正直な気持ちです。
とは言っても、これはあくまでもPCを複数台持っている人の話。例えば、大学生に成り立ての人が将来の就職活動に備えて1台だけPCを買うとするならば、低価格ノートPCを選択するのが普通でしょう。
しかし、この「1台目のPC」を、いわゆるネットブックというカテゴリーの中から探すのはもはや無意味な時代になったようです。海外勢を中心とした、メーカー直販系のノートPCがとにかく安くなっているのです。
その最たる例が、Think Padをリリースしているレノボだと思います。13.3インチ画面、1366×768ドット表示、250GB HDD、光学ドライブ内蔵(!)と、エロゲーをやるのに十分なスペックのPCが、クーポン等を使わずに5万円前後でフツーに買えてしまいます。CPUもAtom系ではなく、より高性能なCore i3。各エロゲーの推奨スペックにも適合しています。
例えば、私が2010年初頭に買ったネットブックは実質4万7840円(ポイント還元を引いた実質価格)。スペックは上記のものと似ていますが、CPUはCeleronでしたし、光学ドライブは非内蔵(別途単品購入すると6000~7000円くらい)です。わずか1年経過しただけで、価格もスペック完全に抜かれてしまいました。
と、いうわけで、2011年はもう、ネットブックの時代ではありません! 断言しちゃってもいいでしょう。負けているのはサイズ・重量くらい。とにかくコンパクトなPCでエロゲーをやりたい人、バッテリー駆動時間を重視する人以外は、ネットブックを選ぶ必要はありません。
ただ注意して欲しいのは、ヨドバシカメラやヤマダ電機の店頭でノートPCを普通に買おうとれば、やはり10万円くらいしてしまうはず。「実物を見たい」という気持ちも分かりますが、そこはあえてガマンし、ネットでレノボ、デル、HPあたりの低価格PCを買うのが、エロゲーをプレイするための一番の近道になると思います。