2009/05/31

ナタ・デ・ココ「姉ったい注意報!?」の第一印象

5月29日発売のエロゲー2本が無事到着。同日に発売予定だった姫さまはプリンセスが延期になったこともあり、ナタ・デ・ココブランドの第1作目「姉ったい注意報!?」をただいまプレイ中です。

体験版の感想を以前書きましたが、その収録部分が本編でもほぼそのまま冒頭オープニングになっています。で、インストール時にやや気になったのが全体容量。900MBをちょっときっており、フルプライス作品として近年標準的(だと勝手に思っている)な、1~1.5GBを割り込む格好なため、ちょっと不安も。といってもこの容量は音声や画像の圧縮率、ダミーデータの有無によっても異なる部分でしょうから、インストール容量少なめ=ボリューム不足と断じるのは早計……ですね。ただ他作品と横並べしたくなるのも消費者心理でして。

現在のプレイ状況ですが、教育実習生・兎子、まじめな上級生・文の個別エンディング合計2種類を確認したところ。プレイ時間は実質2日(1日あたりの体感プレイ時間は2~3時間ずつ程度)。 CG・回想シーンの開放率は40%くらいでしょうか。ちなみに本作品、原画家が2名起用されていますが、予約特典の資料集によると古野将士氏が美咲・真姫名・マリア・ゆきね、水城たくや氏が文・ともえ・兎子を担当されているそうです。よく見ると立ち絵の瞳の表現が結構違いますね。

ゲーム全体の流れは、まず攻略対象ヒロインが決まるまでの過程を描いた前半部、前半部を受けてヒロイン個別シナリオが展開される後半部の2つから構成されています(筆者が勝手に命名)。前半部は随所で2択選択肢が発生し、これを5~6回繰り返すと前半部が終了するようです。

発生する選択肢は「外へ行く」「風呂に入る」といった“行動”を指定するケースが多くなっています。「美咲のところへ行く」といった選択肢もあるにはありますが少数なため、初回1周目のプレイで目的のヒロインシナリオへ到達するのは結構難しいかも知れません(セーブ&ロードを繰り返せばもちろん別ですが)。私の場合、文シナリオを目指していたら兎子シナリオになっていました。

ただ分岐自体はそれほど難しくないと思います。おそらくは任意選択によって見られる性交イベントへの接触回数で、後半部のシナリオが振り分けられるのではないかと。ただし実姉・ゆきねシナリオは簡単かどうか、そもそも存在するのかは現状わかりません。他の全ヒロインエンディングを見たらフラグ立つタイプか、あるいは…。

あとハーレムシナリオの有無も現時点で不明。オマケモードの空き枠具合からみれば、ありそうな気もしますが。なお3Pイベント自体は前半部でちょこっとありました。挿入はともなわない軽いタイプでしたけども。

前半部の印象ですが、ハプニング的に発生するエッチなシチュエーションで、なし崩し的に本番や口腔性交を迎えるというのが基本的スタイル。ゲームの流れとも関係しますが、狙ったヒロイン1人だけと最初から最後まで一途に性交するタイプの展開ではありません。浅く広く、みんなと性交する感覚です。

本作の主人公・つばさは「お姉ちゃん」という言葉に過剰反応し、性的に盛り上がっちゃうという結構なヘンタイ(笑) 私自身はかなり好きな設定です。周りのヒロインに姉の存在を臆することなく重ね合わせ、さらにそれをネタに自慰するシーンもあり「なんて潔いんだ!」と思いました。

また性交中は終始受け身ではなく、理性が切れて責めに回る表現も結構多いです。パイズリしてもらってて気付いたら暴走して処女奪ってた、とか。もちろんヒロイン側もそれなりに了承してくれているので、後味の悪さはほとんどありません。ただ個人的趣向としては、甘え一辺倒であったほうが嬉しかったかな…。

性交シーンのテキスト表現という意味では、シーンによるバラツキが結構あります。特に気になったのが射精した瞬間の後処理。射精した直後、テキストをワンクリックしただけで画面が暗転し、1枚絵表示が終了(通常の立ち絵モードへ移行)するケースがいくつかありました(私自身が見たルートではたしか2~3シーン)。

生々しい表現で恐縮ですが、この仕様だとプレイヤー自身がテキスト進行に合わせて自慰していた場合、射精する瞬間にせっかくのエロCGが表示されていない可能性もあります。すべてのシーンがこういった仕様ではありませんが、抜きゲーとして考えた場合には大きなマイナスだと思います。尺(テキスト量)の面は、フツーかあるいはちょっと短いといった感じ。ただ短いと思っても2発目があったりします。一方、卑語表現(オ○ンコとか)には今のところほとんど遭遇していません。

またエロCG自体は前半部でも多いのですが、テキスト表現があまりねちっこくないため、あっさり表示終了してしまうケースも目につきました。例えばキッチンでの裸エプロンイベントはCGが2枚割かれているものの、最終的には目撃されそうになったため逃げて終わりという、結構もったいない表現になっています。抜きゲー至上志向の私としては、せっかくエロCGがあるのだからきっちり絶頂を迎えさせてほしいと思っちゃいます。

さて肝心の後半部ですが、現時点では「短い」と言わざるを得ません。相手ヒロインへ告白し、ちょっとした波風が起こるもののすぐ解決、そしてエンディング。その間の性交イベント数が2~3と、かなりコンパクトです。後半部になって「疑似お姉ちゃんプレイ」が増えるのかなーと想像していただけにちょっと肩すかし感がありました。ただ私がクリアしているのはたった2ルートであり、未プレイルートのほうに期待すべきでしょう。

以上、ざっと第一印象をまとめてみました。とはいえ未プレイ部分がまだまだある段階。とくに(恐らくあるであろう)実姉シナリオをプレイしないことには、感想を語るにはやや早いかもしれません。あくまでも参考情報としてご参照いただければ幸いです。

後ろ向きなことも書きましたが、現時点ではプレイを継続させる気マンマン。購入を後悔してもいません。特に文役・東かりん氏の声色を聞き、その表現力に魅せられているところです(笑) 後日あらためて、全体の感想をご報告できるかと思います。

2009/05/28

リアルヘタレには辛かった「恋妻びより」。新作「なつドキ!ハーレム」は果たして…

 昨日のブログを書いていて、TinkerBellの「恋妻びより」という作品のことを思い出しました。2008年12月発売。しっかり者の人妻・由希乃が管理人を務める古ぼけたアパートを舞台にしたハートフルコメディ……というのが私の第一印象で、原画も好み。ホンワカしたテイストのタイトルロゴや、さらに予約キャンペーンなどを行っていたこともあって、購入しました。プレイ進捗度は全体の約3割といった程度。由希乃シナリオのエンディングを2つみたところでプレイ中断しています。

 その第一印象ですが、ゲーム本編を進めていくつれ、実際にはややズレていることを感じ始めました。レビューサイト(Media Clip)の感想もあわせてご覧いただきたいのですが、まず本作では旦那の存在がガッチリ描かれています。私がプレイした由希乃シナリオは、素行的にまったく問題のない旦那からヒロインを奪い取ることになり、さらに不倫(性交)の現場を押さえられて叱責される展開が待ち受けています。

 これはまあ現実世界を考えれば当然といえば当然の展開なのですが、私がたまたまもっていた第一印象が「ハートフルコメディ」だったこともあり、その予想以上のギャップに精神面で堪えてしまいました。加えて、ハーレム的展開を望んでアパート内の別の人妻の誘いにのるような選択肢を選んだら即バッドエンド。現実逃避派のリアルヘタレゲーマーな私はそこでくじけてしまったというわけです(笑)

 エロゲーの場合、特に私の場合は下半身丸出しにし、「抜きゲー」として各作品へと臨んでいる身。少しでも気持ちよくなろうと身構えている状況でそういった辛苦をみせられると萎えちゃいまして…。ハッピーエンドにたどりついたときの喜びを倍加させるために、シナリオライターのかたが仕込んでくれたエッセンスだとは思うんですが、私にとってはなかなか難しいところです。

 今思えば恋妻びより公式サイトでは男性キャラの立ち絵がきっちり紹介されていますし、旦那との性交をのぞき見るようなCGもありました。自身が苦手とする要素のヒントはあったわけですから、まあ原画に惚れた弱み、といったところでしょうか。

 そんなわけで、恋妻びよりと同じ原画家さんによる新作「なつドキ!ハーレム」が7月発売だそうです。いまのところ商品情報サイトを見る限りは、主人公以外の男性の影は無し。サンプルCGも3P以上のものが多く(男性器が2つ以上同時に映っているCGもない)、ハーレム感は確保されているように思えます。

 ただあらすじページで「(受験に成功するか、それとも)誘惑に負けて堕落してしまうのか」と言及されているので、悪ーいバッドエンドを想像しちゃっている自分がいます。願わくばお気楽な抜きゲーであってほしい……って、なんか最近こういうお祈りばっかりしてます>私(笑)

2009/05/27

8月くらいまでのエロゲー購入展望~ローズクラウン「セーラー服心療妻科」に期待

7~8月くらいまでの新作エロゲー情報が少しずつ出揃ってきていますね。気になる作品はとりあえずリストアップするようにしているのですが、毎月2~3本くらいは自分好みのエロゲーが出るようで、いまから楽しみです。

その作品群の中で、いまもっとも気になっているのがローズクラウンの「セーラー服心療妻科 ~内緒のえっちなカウンセリング~」(8月発売)です。2008年9月に購入した「淫落の血族」という作品があるのですが、それをリリースした「ローズティアラ」の姉妹ブランド第1作目の模様。

両作品とも原画を一河のあ氏がご担当。前作「淫落の血族」を購入したきっかけも、原画の絵柄が好みだったからです。「館もの」かつ陵辱感ありそうな作品だったため、購入前はおっかなびっくりだったものの、実際には寝取られ展開がなく、エンディングもバラエティ豊か。さらに実母との恋愛など個人的にツボな要素満載で、大変楽しめました。ちなみにシナリオも、早川清子氏が続投の模様です。ココも安心していい部分……かな?

んで新作の詳細は公式サイトで確認していただくとして、一番グッときたポイントは「心療治療の一環として人妻にセーラー服を着せる」。……コレですね。女性のいま現在の悩みを解決するために、かつての青春時代を催眠術によって追体験させる。 そのために精緻な学園セットを用意し、女性にはセーラー服を着せるんだそうです。

性技に長けるであろう人妻が、初々しいセーラー服姿で、熟れたカラダのまま青春時代に戻ったら…。常日頃から「エロとはギャップである」論の信者である私としては、こんなIFを妄想せずにはいられないわけです(笑) もちろん本編のシナリオ展開がどうなるかは発売されるまで分からないので心配は心配。とはいえ、限られた解禁済み情報のみの段階でココまで購入意欲が高まったのも久しぶりです。

加えてメインヒロイン3人はすべて年上の人妻で、キャラクター紹介ページから判断するに現在の旦那の影が薄そう(=寝取られがなさそう)なのも嬉しい。さらに1人は実母。私基準からすると、重箱の隅つつきすべき部分がほとんどありません。

心配すべきは本編を貫くノリといいますか…。あまり深刻になりすぎず、気軽に和姦(いやまあ不倫なんですけど)できる作品であることを祈るばかりです。例えばティンカーベルが発売した
「恋妻びより」なんかは、シナリオ展開が深刻すぎてやっててツラいんですよね。完全なるファンタジーとして、実写ドラマでもAVでもできない恋愛描写をしてほしいなぁ……。あ、体験版などが公開されるなら、またご報告いたします。

2009/05/18

「~パンツを見せること、それが……~ 大宇宙の誇り」体験版のエッチシーンが結構よかった

 4月末までの購入ゲームをプレイしつつも、6月以降発売タイトルの体験版をこのところ物色しています。

 思いがけず良いと感じたのがWHEELの「~パンツを見せること、それが……~大宇宙の誇り」。体験版自体はかなり前に公開されていて、ブログに感想を書くキャンペーンなどプロモーションもがんばっているようです。ブランド第1作目らしいものの、実績あるスタッフが携わっている…のかな?ちょっと不明。 ただ製品タイトルは正直どうかと思います(^_^;) 店頭予約の時とか名称をクチにするのがちょっと恥ずかしいような。あ、でも秋葉原の様子なんかを鑑みるに、申込用紙を無言でとってレジで内金払えばいいから問題ないのかも。

 体験版自体は本編オープニング部分と、エッチシーン部分がそれぞれ独立していたので、まずはエッチシーン部分のほうからプレイ。こちらは主要キャラ6人のシーンが1種類ずつ収録されているという、かなり大盤振る舞いがされてます。これだけでまず好印象でした。

 で、このシーンごとのバリエーションもなかなか。原画自体かなり可愛らしくて好きなのですが、やってることはソフトアブノーマルといいましょうか…。一番最初に選んだキャラノシナリオが「女の子を腋舐めだけで放尿させる」という点にビックリ。比較的フツーのシチュエーションのキャラももちろんいましたが、「ブルマ好きな主人公のために、男性器にブルマを巻き付け、最終的にその上から口腔性交して射精させる」にはドギモを抜かれました。いやー嬉しい時代になったモンです。

 テキスト的な尺は、体験版収録シーンだけでいえば合格点だと思います。ただピー音(卑語の修正音)がやや耳につきました。無修正作品にちょっと慣れてきてしまっていて…。業界動向と表現の自主規制が絡む部分なので、この判断は難しいですね。それと報告ですが、主人公には明確な“顔”があります(前髪で目が隠れたりはしていません)。

 あと若干不安のは、挿入(本番)なしで終わるシーンが目立ったこと。前述の腋舐めシーンも挿入には至っていません。

 個人的な話ですが、例えば口腔性交だけで終わってしまうシーンって、なにか女性をいいように使っただけのような罪悪感があるんですよね。逆に今回の腋舐めだと、男性側が射精していないのでそれはそれでやや不満もあり…。

 挿入しなければせめて素股、あるいはシックスナインで女性側と快楽を共有した上で、しかも男性側が射精してほしいのが理想……って、かなりピンポイントかつわがままな要求、ですね。自重します。このあたりは製品版をフルコンプリートしなければ言明できないので、保留をば。

 それと各キャラが一戦終えた後、日記感覚のモノローグが入ってくるんですが、それぞれが主人公への好意に溢れていて良好な余韻を与えてくれました。製品版本編でも1日終了ごとに入ったりするかはちょっと謎。ただ、非常によい仕様だと思うので本編に実装されるといいなぁ。

 僕自身、初めて接触するブランドの作品ということもあってかなりおっかなびっくりでしたが、感触は非常によいです。抜きゲー派の私としては、エッチシーンのボリューム(&バリエーション)がしっかりしていれば最大級の賛辞を贈れるのではないかと期待しています。公式サイトで掲載されるサンプルCGがもうちょっと増えれば、判断材料も増えるかな。

 システム面では「メッセージ進行時にキャラ音声を止めない」のオプションもあったので、個人的には購入予定作品に加えました。ただどこで予約するかを考えあぐねてまして…。店頭予約するとその場でグッズ(下敷きとのこと)をくれるそうなのですが、通販派の私はたぶんもらえないのでちょっと損した感があります。この1本だけわざわざ店頭で予約するのもなぁ…というわけでもうすこし検討。

 それとこのゲームの発売予定は、6月25日木曜日です。エロゲーは月末金曜発売が慣例になってますが、1日早いので、通販で同時発送など指定する場合はお気をつけください。…個人的にはここも悩みのポイントなんですよね(笑)

2009/05/10

【シナリオ面でのネタバレあり】キミベタを淡々とプレイ中

 13cmのエロゲー「キミベタ」が4月17日に発売されてから約3週間経ちますが、他の作品とあわせてちょくちょくプレイしています。ちょうどCGや回想シーンの開放率が50%前後になったので、メモがてら感想を記しておきます。具体的にはメインヒロイン?(CG枠数が他キャラより多め)の恭子先生のエンディングを2種類チェック、同級生である幸(ゆき)の回想が全部埋まった状態です(サブキャラ扱いらしく、エンディングは1種類のみの模様)。

 まず全体の感じとしては、プレイ開始直後の第一印象と変わっていません。性交シーン1つあたりにCGが2~3枚使われるケースが多く、ビジュアル的ボリュームはたいへん充実。文章表現としての射精回数も1シーンあたり2回以上あるケースが当たり前(100%ではないですけど)で、個人的嗜好にも合致。絵柄自体がもともと好みということもあって、非常に満足しています。

 不満があるとすれば、性交シーンの傾向です。恭子先生シナリオは、とある理由で「本番(膣内への性器挿入)」がシナリオ終盤の数シーンにとどまっているのです。そのためイベントの多くはフェラや手コキが中心。素股や尻ズリもあるにはあるのですが、あまり目立ちません。

 本番を拒否する理由はエンディングで一応描かれており、最後の最後でその制限が開放されるというカタルシスを狙ったのだと思いますが、個人的にはやや残念に思いました。変態的な体位とか見てみたかったのですが…。またシナリオ終盤での謎解きが行われるまで「なぜ痴女行為をしてくれるのか」が明確にならないため、相思相愛的な雰囲気が薄いのもやや寂しい。ちなみに他の3キャラとは、普通に性交(挿入)しています。

 もう1つ私がクリアした幸シナリオはルートが1種類で、かなり極端な女王様になっていく様子が描かれています。ラブラブ和姦的な要素は薄いので、幸を目当てにプレイするとちょっと残念かも知れません。なおCG・回想モードの表記や空き枠数から察するに、ハーレム的な展開はない模様。シナリオ全体の流れで見ても、女性同士が常に牽制しあっている感じです。ただし3Pシーン自体は、現時点で1つ以上ありました(公式サイトのサンプルCGもあわせると、複数あるのは間違いないです)。

 不満点を挙げましたが、これは個人の趣味による部分ですので、絶対的なマイナス要素ではないかと思います。主人公は受け身の性格ですが、ヘンに卑屈だったりしないので感情移入もスムーズにできるのではないでしょうか。残り2キャラ分の未プレイ部分でも、このカラーで進んで欲しいものです。

 というわけで現時点の評価は、シナリオに関する個人的不満が多少あったせいもあり「期待していたほど神ゲーではないが、抜きゲーとしては十分」。もうちょっと恋愛感覚溢れる(キャラ同士が好きあっている)状態なら嬉しかったです。残り2キャラのシナリオでこれらの印象が払拭されることを期待しつつ、プレイを進めたいと思います。

 そういえば開発元であるビジュアルアーツの社長?ブログで、姉妹妻4の可能性に言及するエントリーがありました。前々作の「あなたと見た桜~姉妹妻」は私にとって思い出深い作品なので、ぜひ発売にこぎ着けて欲しいものです。願わくは「母性溢れる熟女と、法律的になんら心おきなく恋愛できる作品」になってくれますように……ってちょっとご都合主義的過ぎるかな(笑)

2009/05/07

2009年5月は「姉ったい注意報?!」など3作品を購入予定【追記】

 ゴールデンウィーク期間中はヒマだったので、5月末に購入したいエロゲーを吟味してました。いまのところ確定分は3本。当初予定より1本増えちゃいました…。

5月29日

(いずれも製品情報サイトへのリンクです)

 3本とも、個人的に初めて購入するブランドの作品。初物ゆえの怖さはありますが、逆に楽しみでもあります。すでに発注もしました。

 この中で一番期待しているのが姉ったい注意報!?です。ゲーム冒頭+性交シーン1つをプレイできる体験版を試したところ、おもいのほかデキが良く、好感触。主人公は、なぜか女子学園に通うことになった少年。重度のシスコンながら、それを恥じることなく、包み隠さずおおっぴらにしている点が新鮮でした。加えて、主人公の姉が「伝説の卒業生」として神格視されているあたりに興味をそそられました。購入後の楽しみを減らさないため、性交シーンのテキストは読み飛ばし気味にしましたが、尺は確保されているように思えます。

 もう1つの姫さまはプリンセス(“様”じゃなくて“さま”なんですね)も、体験版をプレイ。こちらもゲーム冒頭が収録されてますが、性交シーンはなし。ちなみに注目したきっかけは、公式サイトのストーリー&世界背景にもある「心ときめく恋愛物語の主人公になるか、はたまた高貴な女性の慰み者になるか」といったくだり。

 体験版のあらましとしては……小国の姫・ルシアと友達になった主人公(女装がにあう。ボイスあり)。生活費を稼ぐために住み込み奉公することになったのは、偶然にもルシアの公邸。そこは伝統と格式がなによりも重視され、いままで友達感覚で話せていたルシアにも、召使いとして接せねばならなくなってしまう…といった感じです。

 主人と家来の関係性、ルシアの国をめぐる将来的課題など、大きなテーマになりそうな部分が体験版では実感できました。ただ性交シーン未収録ゆえに、その方向性がわからないのはやや不安。公式サイトのエロCG掲載数を見る限り、大丈夫……だと信じたいです。ストーリーとエロのバランスが良ければ、大きく化ける可能性があると思っています。

【09/05/07追記】
 姫さまはプリンセスのエッチシーンが収録された「むふふ体験版」も公開されましたね。CG3枚使った1シーン分ですが、テキストの尺はちょっと短いかなぁ…。作品トータルで見た場合に満足できるレベルだといいのですが。ただ体験版収録シーンのシチュエーション自体は、結構グッっときました(姫とメイドの関係性を示す一言など。百合要素もちょっとあるのかな?)。
【追記終わり】

 そして素直くーるは、声優目当て、です。エロゲー声優の中でも屈指の実力・演技力を誇っていると思う飯田空、かわしまりの両名が出演。かつ飯田空がメインヒロインの学生役(どちらかといえば人妻や姉、熟女役が多い方)を担当しているという配役の妙から、注文してみました。体験版もでていますが、こちらは性交シーンダイジェストだったので未プレイ。各所のレビューを見る限り、裸足少女はソフトウェアブランドとして一定の評価を確保しているようなのである意味鉄板作品かもしれません。

 以上です。4月に買った姉ニモマケズの作風が当初の思惑からはずれていたため、同系列(姉が甘やかしてくれる作品)を想起させる姉ったい注意報には本気で期待してます。あとは祈るのみ…。

2009/05/03

白濁系「姉ニモマケズ」の攻略は諦めました…。未見シーンを踏まえての感想

 先日、感想を書きました白濁系「姉ニモマケズ」のプレイ進捗状況ですが、最終的に自力攻略は諦めました。「恐らくハーレムルートがあるだろう」と想像し、各キャラをバランス良く選択するといったことも試してみたのですが、結局進展は無し。ほかにやるエロゲーもたくさんあるので、SAGAO.Zのホームページで公開されていたCG・回想100%データを適用して、一段落させることにしました。

 自力攻略できなかったCGや性交シーンを回想モードで確認し、本作の感想として改めて実感したのが「キャラクター間に愛や好意がない」。各キャラ個別ルートを自分でプレイした段階でも「あ、主人公は姉が好きなんじゃなくて性欲処理できれば何でもいいんだ」と思いましたが、それはハーレムエンドでも変わらず。横暴きわまりない姉たちにつきあって仕方なく性交している、という描かれ方なんですよね。「異性なら誰でもいい」のは姉だけではなく、主人公もそうだったという…。

 “家族性交”(自主規制やレーティングの都合で血のつながりはないのかもしれませんが)に愛があってたまるか、とおっしゃる方もいるかも知れません。ただ「肉体関係の締結は恋愛感情あってこそのもの。恋愛感情があって合意の上なら近親相姦だろうが何だろうがOK」という趣向の私としては、不満が残りました。反対に、愛のないアブノーマルな性交シーンを求めている人にとっては惹きつけられる描写かもしれません。

 このような結論に至った背景には、公式Webサイトでの解説やゲームジャンル名「お姉様攻略コミカルADV」といった表現が、実作品と微妙にずれているためかもしれません。私いち個人の印象ですが、本作にコミカルな部分は皆無少ないです(初出時より文章を一部削除し、表現を柔らかくしました)。キーイラストやサンプルCG・テキストでもう少しインモラル感を強調しておいてくれれば回避できたのに…というのが率直な気持ちです。

 システム面で気になったのは、CG・回想シーンの登録手法。各キャラクター別にページが分かれる基本構造なのですが、シーン内女性キャラが複数いる場合、そのすべてのキャラのページに同一のシーンが登録される仕組みになってます。例えば家族全員の7Pシーンは、すべてのキャラクターのページにそれぞれ登録されます。また前回の感想で「隠しキャラがいるっぽい」と書きましたが、これは四女のライバルとなるオカマプロレスラーで「その他」のCG・回想ページが割り当てられているものの、各姉妹のページでもその登場シーンは問題なく見られます。CGやテキストに差分はないはずなので、どうしても水増し感が漂います。次作以降、この仕様をやめたほうがいいのでは…。ちょっと不信感を覚えました。

 というわけで結論。ゲーム的に本作が優れているかという話は別にして、原画以外は私の趣味に合いませんでした。オススメできる購入者像としては、攻略要素を多分に求めている方、なおかつ恋愛描写の有無を問わない人、あたりでしょうか。以上、偏ったエロゲー嗜好を持つ素人のいち意見ですが、ご参考になれば幸いです。

2009/05/01

MAGI「恋愛授業」クリア後の感想

 4月24日発売エロゲーの1つ「恋愛授業~教え子の誘惑~」をプレイしました。レビューや攻略関係のサイト未見のまま、とりあえず3種類のエンディングを確認。CG回収は一部残ってますが、回想モードがすべて埋まったので素人目線の感想を書いておきます。

 主人公は男性教師で生徒たちにも丁寧語を使うような好人物。しかしかつて教え子と恋愛関係?の問題を起こし、学園内で乾されているという設定(問題の具体像は明かされません)です。その主人公が再び、年下の教え子から告白され、性交していきます。

 コメディ要素はほぼ完全になく、主人公も一度は告白を受け流すなど、初性交までがかなり丹念に描かれています。なお公式サイトでは男性サブキャラが紹介されており、シナリオ中では恋のさや当てもありますが、彼らがヒロインたちと性交するシーンはない(はず)です。

 さて肝心の性交シーンですが、1つ1つのテキストボリュームは少なめ。複数枚のCGを使うシーンでも射精回数が1回だったり、あえぎ描写が抑えめだったりするため、抜きゲーとしては厳しいかも。私個人が、本作の前後に13cmの「キミベタ」をプレイしていた影響もあるかもしれませんが…。一応、性交を重ねるごとに卑語が増えたり、肛門性交に至ったりと、肉体関係は深化していきます。

 あとシナリオ・性描写関係で補足しておくと、主人公の顔はほとんど映りません(エンディングくらい?)。サブヒロインの後輩女教師とのエッチシーンはわずかながらあります。また定価2940円の低価格作品ということもあって、全体ボリュームはそれなり。エンディング分岐もそれほど難しくないと思います。

 またゲームシステム面はちょっと変わっていて、右クリックするとほぼすべてのシーンでコンテキストメニューがボップアップする仕組み。普通はセーブデータ一覧画面から抜けるのに右クリックが使えたりしますが、本作の場合は画面右下のもどるボタンを押す必要があります。またフルスクリーン周りの設定も独特(切替がAlt+EnterではなくCtrl+F)で、ウインドウモードで起動すると、中央に表示されずかならずデスクトップ左上にオフセットされてしまいます。もしかしたらオプション設定で変更できる要素かもしれませんが、マニュアルレスでちょっとわかりづらい部分であるのも事実かと思います。

 そんなわけで、個人的には「うーん、ちょっと…」という感じのデキ。絵柄はとても好きなんですが、やはり性交シーンのテキストボリューム不足が個人的マイナス要素でした。ただし抜きゲーではなく、まじめな恋愛ゲームをお求めの人には気にならないかもしれません。当方は「エロゲー公式サイトのサンプルCG紹介ページで、非エロCGが多い作品は買わない」くらい極端な思想の持ち主なので(笑) それを踏まえた上でのいち意見と捉えていただければ幸いです。