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2011/02/21

もはや「ネットブックでエロゲー」の時代ではない?!

当ブログで一番人気のある記事、それは個別のエロゲー感想ではなく、2009年3月2日に掲載した「『エロゲー向きのネットブック』を考える」という記事です。Googleで「ネットブック エロゲー」で検索すると、いまだに序列1位。しかも、どういうスペックか向いているかを検証しただけで、記事掲載時点では実際に購入してもいません(笑) それだけ、安価にエロゲーをプレイしたいという人がいるのでしょう。

この人気を受けて、実際にネットブックも購入してしまいました。その際の様子は2010年初頭の記事「エロゲー用ネットブックをついに購入(正確にはCULVノートですが)」でも触れました。その後、USB接続のDVD-ROMドライブなども購入し、いくつかエロゲーをプレイしたのですが……結局あまり使わなくなってしまいました。私室にはエロゲー専用のデスクトップPCがあります。ネットブックとの間で、セーブデータをコピーしてまではやる気が起きなかった、というのが正直な気持ちです。

とは言っても、これはあくまでもPCを複数台持っている人の話。例えば、大学生に成り立ての人が将来の就職活動に備えて1台だけPCを買うとするならば、低価格ノートPCを選択するのが普通でしょう。

しかし、この「1台目のPC」を、いわゆるネットブックというカテゴリーの中から探すのはもはや無意味な時代になったようです。海外勢を中心とした、メーカー直販系のノートPCがとにかく安くなっているのです。

その最たる例が、Think Padをリリースしているレノボだと思います。13.3インチ画面、1366×768ドット表示、250GB HDD、光学ドライブ内蔵(!)と、エロゲーをやるのに十分なスペックのPCが、クーポン等を使わずに5万円前後でフツーに買えてしまいます。CPUもAtom系ではなく、より高性能なCore i3。各エロゲーの推奨スペックにも適合しています。

例えば、私が2010年初頭に買ったネットブックは実質4万7840円(ポイント還元を引いた実質価格)。スペックは上記のものと似ていますが、CPUはCeleronでしたし、光学ドライブは非内蔵(別途単品購入すると6000~7000円くらい)です。わずか1年経過しただけで、価格もスペック完全に抜かれてしまいました。

と、いうわけで、2011年はもう、ネットブックの時代ではありません! 断言しちゃってもいいでしょう。負けているのはサイズ・重量くらい。とにかくコンパクトなPCでエロゲーをやりたい人、バッテリー駆動時間を重視する人以外は、ネットブックを選ぶ必要はありません。

ただ注意して欲しいのは、ヨドバシカメラやヤマダ電機の店頭でノートPCを普通に買おうとれば、やはり10万円くらいしてしまうはず。「実物を見たい」という気持ちも分かりますが、そこはあえてガマンし、ネットでレノボ、デル、HPあたりの低価格PCを買うのが、エロゲーをプレイするための一番の近道になると思います。

2010/01/03

エロゲー用ネットブックをついに購入(正確にはCULVノートですが)

2009年3月ごろから購入を迷っていたエロゲー専用ネットブック。ついに…ようやく購入いたしました。最終的にチョイスしたのはASUS(アスース)の「UL20A」で、正確にはネットブックではなく、ワンランク上の存在である“CULVノート”と呼ばれるカテゴリの製品です。 価格は5万9800円、小売店独自のポイント20%還元でした(2ちゃんねるの関連スレ)。

詳しくはレビュー記事などを読めばいいのですが、エロゲー的視点から注目すべきスペックは1366×768ドット表示の12.1型液晶、320GB HDD、2GBメモリ、光学ドライブなし、非Atom系CPU(Cerelon)採用――─といったあたりです。わずか10カ月前の新製品と比較しても、コストパフォーマンスはさらに向上しました。

また、プリインストールOSがWindows 7 Home Premium64ビット版である点はひっかかるかと思いますが、最近のエロゲーはVistaでも一通り動いていましたので、よほど旧式のエロゲーをプレイしない限り、2010年段階なら問題にならないと判断しました。

光学ドライブ非搭載ですので、エロゲーをプレイするためには外付け光学ドライブを用意してDVDを読み込まなければなりません。近日中に買おうかと思いますが、現時点ではISOイメージ化したファイルをネットワーク経由でやりとりし、UL20A側にインストールしたDaemon Tools Liteで読み込ませています。 ただ、この方法だとプロテクトがかかっている作品はプレイできません。ネットワーク経由でインストールできるかは、そのうち試してみたいと思います。

肝心のエロゲー動作状況ですが……今のところ不具合は少ないです。特に、ウインドウモードでプレイする限りほとんどトラブルはありません。体験版を中心にいくつかプレイしてみましたが、プロセッサのパワー不足を感じることはまずないはずです。AtomよりはリキのあるCerelonだから当然かも知れませんが。

ただし全画面表示については、エロゲー側の仕様によっては黒枠額縁が不可避の模様。特に全画面表示時に画面解像度を800×600ドットへ変更するタイプのゲームでは、額縁表示になりやすいようです。この場合、グラフィックドライバーのホットキー機能を有効にしてCtrl+Alt-F11で“パネルフィット”を切り替えると額縁無しの全画面表示ができます。ただこれをやると、エロゲーを終了させても画面解像度が800×600のままになるので、元に戻すのが面倒です(最大解像度は1366×768)。なおワイド液晶ですが、アスペクト比が維持できなくて困るシーンにはいまのところ遭遇していません。

とりあえずの感想はこんなところ。UL20Aのタッチパッドが使いづらい(ボタンが固め)とは思いますが、やはりPCである以上はマウス併用を前提にしておくのが賢明かな? 私はBluetoothマウスを別途用意しました。

成果としては、CULVノートならパフォーマンスや仕様的な問題でプレイが阻害されることはなさそうだということ。約6万円のハードウェアで、これだけエロゲーがプレイできるならとはいい時代になりましたなぁ……。長期的な使用感については、逐次掲載するかと思いますのでよろしくお願いします。

2009/06/29

「エロゲー向けネットブック」を再び考える

今年4月ごろ、エロゲー専用のネットブックをひとつ買ってみようかと思い立ったものの、あまりにも新製品が出るペースが速く、結局行動には至っていませんでした。そんなわけで今6月下旬になって再び、どんな製品があるかいろいろ調べてみました。

まずここ数カ月のトピックといえば、画面解像度1366×768ドット以上のモデルが増加したことだと思います。正確には、ネットブックと通常のノートPCの隙間を埋めるような形で、CULV(Consumer Ultra Low Voltage)プロセッサを採用した8~9万円前後の製品が登場してきています。具体的にはAcerのTimelineシリーズなどですね。

ただこれらは画面が大きな代わりに値段も高いので、気軽には買えません。個人的には6万円未満、できれば5万円台前半(カメラ量販のポイントを勘案して5万円を切るぐらい)が許容範囲だと感じています。Aspire One 751も、やはり高い。

そんなこんなで今具体的な候補に挙げているのが、Eee PC Seashell 1101HAです。7月中旬発売予定で5万7800円。Atom Z系CPUなので厳密にはネットブックではない(と思うの)ですが、その分画面は11.6型と大きい(ネットブックは通常10.1型くらい)。画面解像度1366×768ドットも確保されています。重量は1.38kg、ただしバッテリー駆動時間はスペック表レベルで10時間越えてます。

このモデル、デルのInspiron mini 10と仕様は似てますが、注文生産ではなく店頭持ち帰りできる点は大きく異なります。量販店のポイント値引きを考えれば結構オトク感あるのでは。もちろん実際の店頭で確認しなければ断言できませんが…。

とまあいろいろ考えつつも、7月中旬になるとまた新しい製品が登場して迷うことになるんだろうな…。ただ現状ではかなり買う気になってはおります。その後の顛末についてはまた後日あらためて。

2009/04/13

エロゲー専用ネットブックの購入で悩む

以前のエントリーで触れたエロゲー専用ネットブックの進捗ですが、いまだに検討中という状況です。というのもポツポツとネットブック新製品が出続けているのが大きな理由でして…。

まずこの1カ月半の間に、2種類ほど候補機が新浮上しました。まず1つめはASUSのEee PC 1000HE(ITmediaのレビュー)。購入をほぼ決めかけていた1002HAと同系統のモデルですが、本体のデザイン性や薄さを犠牲にする代わりにバッテリー駆動時間(スペック値で約9時間。実働で4時間くらいはいけるかな?)を重視しています。デスクトップの補助機という意味で、この長時間駆動は魅力的です。

そして2つめが、デルがまもなく発売予定のInspiron Mini 10(PC Watchのレビュー)。最大の特徴は1366×768ドットの液晶パネルをBTOで選択できること。エロゲーをやる以上、この縦768ドットに注目しないわけにはいきません。正直申し上げてかなり欲しいものの、受注が開始しておらず、現時点で価格が不明瞭なのが難しい部分です。またバッテリー駆動への希望はほぼ捨てざるを得ない模様。

…と、自分で書いていてかなり迷います(笑) Inspiron Mini 10の1366×768ドット液晶選択時の価格が判明して初めて、この悶々とした状況を動かせるかとは思っております。また続報あれば、記事として書く予定です(購入せずスルーという可能性もアリ…いやお金が…)。

2009/03/02

「エロゲー向きのネットブック」を考える

【10/01/03追記】
実際に購入しました。その顛末は「エロゲー用ネットブックをついに購入(正確にはCULVノートですが)」をご覧ください
【追記終わり】

当サイトは1日の訪問者数が数人という超小規模サイトなのですが、一応アクセス解析などをしています。その結果によると「ネットブック エロゲー」を検索キーワードにしてたどり着く人が少なからずいらっしゃるようです。どうやら以前書いた「2009年1月に買ったエロゲー」という記事中で若干触れた「忙しいからといってネットブックにインストールしたエロゲーを電車内でやるわけにはいかない」という文言がGoogleでヒットしている模様。うーん、わずかとは思いますが、ネットブックでエロゲーをやりたいという人は潜在的にいるのかもしれません。

ネットブックは低価格でそこそこのスペック。もしかしたら、PCは持っていないがエロゲーをやってみたい、ならば安いネットブックでいいのでは? と結論づける人もいるでしょう。私自身は仕事用ノートPCは持っているものの、エロゲーをインストールするわけにはいかないので(ゲーム名スタートメニューに表示されたりするので、他人に画面を見せる機会が少なからずある以上はインストール自体難しい)、自宅内だけで使うエロゲー専用ネットブックも若干気になっています。ならばと思い、エロゲー向きのネットブックがあるか、ちょっと考えてみました。

まず絶対条件となるのが以下の3つ。
  1. SVGA(800×600ドット)表示ができること
  2. 通常4:3のアスペクト比で作られているエロゲーを正しいスケーリングで表示できること
  3. それなりのストレージ容量
なかでも最重要なのは1でしょう。最近のエロゲーはほとんとSVGAを前提に作られているので、これができないとお話になりません。初代Eee PCは640×480なので問題外、また最新モデルでもHPのMini 2140などは1024x576ドットと縦が短いため、除外するべきです。デスクトップをスクロールさせることで擬似的にスペック以上の解像度で表示するユーティリティもありますが、これもあまりアテにはしないほうが良い、と個人的には考えます。

ちなみにこのスペックを満たしていても、各エロゲーをウインドウモードでプレイすると、実際にはタイトルバーなどの兼ね合いで画面外へはみ出てしまうはずです。ウインドウモードの場合は縦620ドットくらい必要になってしまうので、基本的にはフルスクリーンモードでのプレイが前提になると思います。

そして2ですが、これはIntel系のチップセットを採用した一般的なネットブックであれば、オプションで「アスペクト比維持」的な出力が可能だった…はずです、確か(違ってたらスイマセン)。注意しないといけないのは、工人舎あたりからでてるAMDのGeode系プラットフォーム製品などでしょう。店頭デモ機できちんと確認してから手を出すべきです。

最後の3はなかなか悩ましい問題。光学ドライブがないネットブックでは、インストールするためにネットワーク上にある別PCの光学ドライブを使うか、もしくはディスクをイメージ化してDaemon toolsなどの仮想ドライブソフトを経由させる必要があります。後者の場合は、インストールデータをディスクイメージの両方が一時的にストレージを占有するため、見かけ以上の容量を確保せねばなりません。2GBのゲームであれば、イメージ分としてさらに2GBは確実に必要でしょう。

聞いたところでは、ネットブックはそのOSのライセンスの関係上、SSDなら16GB、HDDなら160GBまでしかストレージを搭載できないそうです。SSDはディスクアクセスの面でメリットがありますが、重量級のソフトを何本もインストールすることができません。HDDなら容量面で安心ですが、気軽な持ち運びは難しくなります。SSD搭載モデルは若干割高な傾向もありますので、コストや現実的な運用を考えればHDDモデルが無難かも知れません。

以上を総合すれば、少しはエロゲー向きネットブックが絞られてきます。もちろんこれ以外にもバッテリー駆動時間や無線LANの仕様をどの程度こだわるかでも変わってきます。「エロゲーだけやれれば良い」とは言いつつも、なんだかんだで「寝転がってプレイするためにバッテリーは長持ちした方がいいとか、「エロゲー体験版をダウンロードするので無線LANは早いほうがいい」などなどの要望はでてくるはずですしね(笑) そうそう、OSはWindows XPのほうがいいでしょう。

これらを踏まえ、私なりにチョイスしてみたのはASUSのEee PC 1002HA(公式サイト)。10型モニター搭載、1.25kgとネットブックとしてはちょっと大きめの部類です。またスペック上のバッテリー駆動時間は4.1時間なので、うまくいけば2時間くらいだったらACアダプター無しで動作させられるかもしれません。自宅内だけならこの駆動時間で恐らく十分かと。なお価格はヨドバシカメラで52800円の10%還元。Amazonだと同価格でポイント無しですから、買うならカメラ量販を候補にいれるといいでしょうね。っとバッテリー駆動時間を重視するなら、前モデル(1000H)をあえて選ぶのもアリかも。

いろいろ書いてみたものの、若干の不安点もあります。最たる例は光学ドライブ非搭載である点。特に近年はゲームディスクのプロテクトの問題があるので、ネットワーク越しにしろ仮想ドライブ利用するにしろ、果たしてきちんとインストール&プレイできるかという心配はあります。このあたりは実地検証あるのみ、でしょう。万一私がネットブック買うことありましたら、ご報告したいと思います。