2009/06/28

懸念だった「無差別恋愛」ですが、序盤は非常に手堅く、良い印象

6月25~26日発売ソフトが諸々到着しました。そこでさっそく、当ブログの検索キーワード的に注目度の高い「無差別恋愛」(イメージクラフトのOZ Project名義)からプレイしてみました。いまのところプレイ時間は2~3時間といったところで、エンディングもまだみていない状況です。以下に書いた感想は、ホントにホントの第一印象に過ぎませんので、そのあたりご承知おきください。

私がもっとも心配していた主人公とヒロインたちの関係性ですが、安心できる要因がいまのところは多いです。冒頭、メインヒロイン格の綾から、酒に酔った勢いもあって無理矢理童貞を奪われるのですが、 あくまでも性的な欲求あってのもので、(社会的な)いじめといった雰囲気はありません。選択肢の展開によっては「かつての憧れの人」である描写も僅かながらあります。

シナリオ序盤には全裸散歩(主人公、綾とも全裸でマンション内通路を闊歩)なんていうかなりキツいシーンもあるのですが、結果的にそれを見られてしまうのは隣室の未亡人ヒロイン・美智恵だけ。そこで綾に強制手コキされますが、そのさまをみた美智恵も思わず興奮してしまう、というフローになっています。

その後、美智恵に謝りに行き、労られつつ性交へと至る主人公。 異常、ご都合的な展開ではありますが純然たるファンタジーとしては非常に良い展開で、気持ちよく見られたシーンです。このほかのヒロインとはちょっとムリヤリな展開もありますが、アフターフォローがしっかりある(相手にきちんと謝る)ため、相手の人格を無視している感は比較的薄いと思います。女性陣の慰み者になるという感覚もほとんどありません。

なお主人公はショタ的、かつ女装の似合う主人公という描写ですが、CGでは顔をハッキリと確認できない仕様。性的にはオクテながら実は巨根で、女性もその虜になってしまうというタイプです。この件も含めて、作品序盤の展開は自分にとって安心できるものでした。

また性交シーンの描写はCG2~3枚を割いているケースが多いのも特徴でしょう。一番最初に見たCGは輪郭線がちょっと荒い気もしましたが、その後はあまり気にならず。変わっていたのは中出し描写時の精液差分CGがない、もしくは目立たないこと(外出し時はすごすぎるくらいの差分アリ)。画面を一瞬白く光らせるようなエフェクトもないので、抜くにはやや不便かもしれません。(勘違いだったようで、少なくともシナリオ中盤以降ではこのエフェクトありました)一方テキスト的な尺は標準的なレベルだと思います。許容範囲内。

なお声優については非公開の模様。もしかしたらエンディングなどで確認できるかも知れませんが、その際はご報告をば。聞いた感じ超・有名声優ではないと思いますが、演技面での不満はないです。むしろ非公開による“新鮮さ”というメリットを享受できました。

ところで本作についてネットで色々調べてみたのですが、どうやら数年来に渡って「発売日未定」だった曰く付きのソフトのようですね(リンク先のスケジュール表はおそらく2006年度)。さかのぼれば2003年発売のイメージクラフト関連サントラに、すでに無差別恋愛のテーマ曲が収録済みになっています。

さらにイメージクラフト名義の「いのこり教室」という作品も2006年夏発売予定だったのが、やはり発売されていない模様です。この時期にいろいろな事情があって開発が長年ストップしていたのでしょう。

こういった事情があると、数年来埋まっていった素材の焼き直し?という心配をしたくなりますが、ゲーム的な仕様は近年のビジュアルアーツ系作品と遜色ない標準的なものになっています(メッセージ進行させても音声再生を切らないオプションあり)。映像や音声面のデキを踏まえても、古くささ・時代遅れ感は現状ほぼないといって差し支えないでしょう。

とりあえずの感想はこんなところです。一部の不安が払拭された一方「全体のボリュームは?」「序盤のシナリオ感のまま進み、最後はラヴ重視な展開だといいのだが」といったチェックポイントも新たに見えてきました。楽しみつつ進めて、またご報告したいと思います。

………そうそう、大宇宙の誇り、美熟母などもつまみ食いましておりますが、どちらもなかなか良い序盤展開。無差別恋愛もいまのところ良い印象ですし、6月は総じてアタリをひけた……と最終的に言えればいいな(笑)

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