2009/04/25

【ネタバレあり】姉ニモマケズをプレイ中

 4月24日発売のエロゲーが通販で届きました。その数5本。オイオイそんな買ってどうすんの?って感じですが、5月に欲しいエロゲーは2本くらいだから平気だよ!(論点のすりかえ)

 そんなわけで、まずは白濁系「姉ニモマケズ」に着手いたしました。なのでプチレビューでも。一応5姉妹+母が末っ子の主人公と繰り広げるエロの嵐!…といったところを想像していたんですが、個人的には若干違和感ありました。その理由をいくつか書いてみます。ちなみにプレイ進捗度は長女・翠と五女・猫、母・藍ら3人のエンディングをいくつか見た程度。全体の30%くらいは進めた印象です。

 まず、ゲーム的には分岐が結構あります。基本的には5姉妹のうち1人の選択を6回繰り返し、その後どの姉に相談をもちかけるか、で各キャラのシナリオへ分岐します(母は選べない)。ここからは推測ですが、同じ姉を4回選べば各キャラのシナリオへ進行可能。しかし何度か発生する会話選択肢でハズレ選択肢を選ぶ(というか内部パラメータが低いと、かも)と、バッドエンド確定になる模様。また一度も選択したことのない姉に相談を持ちかけても、バッドエンドになります。また全6回の選択のうち、4回選んだ姉がいない場合は母シナリオへ分岐している……と思います、たぶん。個別ルート突入イベント(キャラによって4回目だったり6回目だったりと回数は異なるみたい)を見、そこまでの会話選択肢を一度も間違えなかった場合のみ、最終的な相談持ちかけ相手選択イベントが発生するようです(その上で当該姉を選ぶと個別ルートへ進行)。5人の姉の個別ルート突入イベントをどれも見なかった場合は母ルートへ自動分岐してしまう感じです(相談相手選択そのものがスキップされる。実質的にはハズレルート)。また個別ルート進行後に発生する会話選択肢で、エンディングが複数(確認できたのは2つずつ)に分岐するのは確認しました(09/04/27修正)

 で違和感というのはこのゲーム性の部分ですね。抜きゲーとしてのエロゲーを至上とする私的には、ちょっと面倒。公式サイトなどの記述で勝手にお気楽ゲームを想像していたので面食らいました。もちろんゲーム性を求める人にはなんら障害ないとは思いますが。システムも必要にして十分かと(体験版で確認してみるといいでしょう)。エンディングのスタッフロールは2回め以降、マウスクリック(長押し)で早送りできます。ただ既読文章の色変え機能は欲しかった気もします。

 そしてシナリオ的な違和感ですが、私がクリアした姉キャラは、いずれも性に対して奔放というか、やれれば男は誰でもいい、みたいな感じなんですね。少なくとも弟LOVEではありません。これが最大のネックといえましょうか…。弟への愛情をかたくなに隠しているわけでもなく、道具然にあつかう表現が多め。また主人公の同級生たちをつまみ食い(乱交)するといったエンディングもあったりして、ちょい凹み気味です。エロの幅を広げるために必要な表現とは思いますので、気にしない人もいるとは思いますが。

 あとエロシーン描写もわりとあっさり目。「あん」「いくぅ」といった喘ぎテキストがかなり抑えられていて、背景で鳴っているループ喘ぎ音声で代替させてる、とでもいえばいいかな? あと射精もわりと唐突で、抜きどころが難しい印象。ただし1つのシーンで複数枚のCGを用意しているケースが多いのは好印象です。これでもうちょっとメッセージ的尺が長ければ…と歯がみしてしまいます。

 一方、原画は非常に気に入りました。あさの亜依という原画家さんのようですが、繊細なタッチで、髪や目の表現が非常にきれいだと思います。思わず、お気に入りのカットをCGモードでじっくり見てしまうほど。今後の動向には、確実に注目していきたいです。

 というわけで現状、「姉や母とラブラブする作品」を所望している人にはオススメしづらい作品です。もちろん他のキャラのシナリオをプレイしてみて、印象が大幅変化する可能性はありますが…。あとCG・回想モードをチェックすると、隠しキャラがいる模様(シルエットだけ表示されている)。ゲーム性を求めている人や、エンディングの意外性を楽しみたい人にはいい作品だと思います。個人的には原画の絵柄がマジ気に入りましたので、全シナリオ堪能したいと思います。そのときはまた本ブログでご報告します

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