2009/05/31

ナタ・デ・ココ「姉ったい注意報!?」の第一印象

5月29日発売のエロゲー2本が無事到着。同日に発売予定だった姫さまはプリンセスが延期になったこともあり、ナタ・デ・ココブランドの第1作目「姉ったい注意報!?」をただいまプレイ中です。

体験版の感想を以前書きましたが、その収録部分が本編でもほぼそのまま冒頭オープニングになっています。で、インストール時にやや気になったのが全体容量。900MBをちょっときっており、フルプライス作品として近年標準的(だと勝手に思っている)な、1~1.5GBを割り込む格好なため、ちょっと不安も。といってもこの容量は音声や画像の圧縮率、ダミーデータの有無によっても異なる部分でしょうから、インストール容量少なめ=ボリューム不足と断じるのは早計……ですね。ただ他作品と横並べしたくなるのも消費者心理でして。

現在のプレイ状況ですが、教育実習生・兎子、まじめな上級生・文の個別エンディング合計2種類を確認したところ。プレイ時間は実質2日(1日あたりの体感プレイ時間は2~3時間ずつ程度)。 CG・回想シーンの開放率は40%くらいでしょうか。ちなみに本作品、原画家が2名起用されていますが、予約特典の資料集によると古野将士氏が美咲・真姫名・マリア・ゆきね、水城たくや氏が文・ともえ・兎子を担当されているそうです。よく見ると立ち絵の瞳の表現が結構違いますね。

ゲーム全体の流れは、まず攻略対象ヒロインが決まるまでの過程を描いた前半部、前半部を受けてヒロイン個別シナリオが展開される後半部の2つから構成されています(筆者が勝手に命名)。前半部は随所で2択選択肢が発生し、これを5~6回繰り返すと前半部が終了するようです。

発生する選択肢は「外へ行く」「風呂に入る」といった“行動”を指定するケースが多くなっています。「美咲のところへ行く」といった選択肢もあるにはありますが少数なため、初回1周目のプレイで目的のヒロインシナリオへ到達するのは結構難しいかも知れません(セーブ&ロードを繰り返せばもちろん別ですが)。私の場合、文シナリオを目指していたら兎子シナリオになっていました。

ただ分岐自体はそれほど難しくないと思います。おそらくは任意選択によって見られる性交イベントへの接触回数で、後半部のシナリオが振り分けられるのではないかと。ただし実姉・ゆきねシナリオは簡単かどうか、そもそも存在するのかは現状わかりません。他の全ヒロインエンディングを見たらフラグ立つタイプか、あるいは…。

あとハーレムシナリオの有無も現時点で不明。オマケモードの空き枠具合からみれば、ありそうな気もしますが。なお3Pイベント自体は前半部でちょこっとありました。挿入はともなわない軽いタイプでしたけども。

前半部の印象ですが、ハプニング的に発生するエッチなシチュエーションで、なし崩し的に本番や口腔性交を迎えるというのが基本的スタイル。ゲームの流れとも関係しますが、狙ったヒロイン1人だけと最初から最後まで一途に性交するタイプの展開ではありません。浅く広く、みんなと性交する感覚です。

本作の主人公・つばさは「お姉ちゃん」という言葉に過剰反応し、性的に盛り上がっちゃうという結構なヘンタイ(笑) 私自身はかなり好きな設定です。周りのヒロインに姉の存在を臆することなく重ね合わせ、さらにそれをネタに自慰するシーンもあり「なんて潔いんだ!」と思いました。

また性交中は終始受け身ではなく、理性が切れて責めに回る表現も結構多いです。パイズリしてもらってて気付いたら暴走して処女奪ってた、とか。もちろんヒロイン側もそれなりに了承してくれているので、後味の悪さはほとんどありません。ただ個人的趣向としては、甘え一辺倒であったほうが嬉しかったかな…。

性交シーンのテキスト表現という意味では、シーンによるバラツキが結構あります。特に気になったのが射精した瞬間の後処理。射精した直後、テキストをワンクリックしただけで画面が暗転し、1枚絵表示が終了(通常の立ち絵モードへ移行)するケースがいくつかありました(私自身が見たルートではたしか2~3シーン)。

生々しい表現で恐縮ですが、この仕様だとプレイヤー自身がテキスト進行に合わせて自慰していた場合、射精する瞬間にせっかくのエロCGが表示されていない可能性もあります。すべてのシーンがこういった仕様ではありませんが、抜きゲーとして考えた場合には大きなマイナスだと思います。尺(テキスト量)の面は、フツーかあるいはちょっと短いといった感じ。ただ短いと思っても2発目があったりします。一方、卑語表現(オ○ンコとか)には今のところほとんど遭遇していません。

またエロCG自体は前半部でも多いのですが、テキスト表現があまりねちっこくないため、あっさり表示終了してしまうケースも目につきました。例えばキッチンでの裸エプロンイベントはCGが2枚割かれているものの、最終的には目撃されそうになったため逃げて終わりという、結構もったいない表現になっています。抜きゲー至上志向の私としては、せっかくエロCGがあるのだからきっちり絶頂を迎えさせてほしいと思っちゃいます。

さて肝心の後半部ですが、現時点では「短い」と言わざるを得ません。相手ヒロインへ告白し、ちょっとした波風が起こるもののすぐ解決、そしてエンディング。その間の性交イベント数が2~3と、かなりコンパクトです。後半部になって「疑似お姉ちゃんプレイ」が増えるのかなーと想像していただけにちょっと肩すかし感がありました。ただ私がクリアしているのはたった2ルートであり、未プレイルートのほうに期待すべきでしょう。

以上、ざっと第一印象をまとめてみました。とはいえ未プレイ部分がまだまだある段階。とくに(恐らくあるであろう)実姉シナリオをプレイしないことには、感想を語るにはやや早いかもしれません。あくまでも参考情報としてご参照いただければ幸いです。

後ろ向きなことも書きましたが、現時点ではプレイを継続させる気マンマン。購入を後悔してもいません。特に文役・東かりん氏の声色を聞き、その表現力に魅せられているところです(笑) 後日あらためて、全体の感想をご報告できるかと思います。

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